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2022/05/23

新築

地震保険の仕組みを知っておこう

#家づくりコラム

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みなさんは、住まいの「地震保険」のこと、興味ありますか?
とりあえず入っておかないと、くらいに思っている方が多いのではないでしょうか?
日本は世界有数の地震大国。いつ、どんな規模の地震が起こるかわかりませんので、家を購入する際には地震保険に加入する方も増えてきましたが、他の保険とは異なるポイントもあります。
ここでは、これから地震保険に入ろうと思っている人に、正しい地震保険の役割や保険概要をご説明したいと思います。

●地震保険とはどんな保険?
地震保険自体は民間企業による任意保険ですが、日本政府が再保険をするなど国策で作られた公共性の高い保険でもあります。
再保険とは、ある保険者(保険会社)が危険(リスク)を分散したり、収益を追求したりするために、自己の保有する保険責任の一部または全部を他の保険者に移転する保険をいい、「保険の保険」なので「再保険」と言います。

●地震保険は、単独で加入することはできない!
地震保険の最も注意すべきポイントは、それ単独では加入することができないこと。「居住の用に供する建物またはそれに収容される家財を対象とする火災保険」」とセットで契約することになっていて、地震保険のみを単独で契約することはできません。

●商品性、保険料は全て同じ
これは地震保険が、前に説明したように国の法律に基づいて政府と損保会社が共同で運営している公共性の高い保険だから。損保会社は地震保険料から経費を除いた額を保険金支払いのために積み立てることが義務付けられていて、地震保険で保険会社に利益が生じることもありません。
(※ただし、保険料は所在地と建物によって異なります)

●地震保険は生活を支える保険
多くの方が勘違いされていますが、この保険の目的は地震によって倒壊した建物の再建築が目的ではなく、被災者の生活の安定に寄与することです。ですので、地震保険では骨董品・貴金属・美術品など、生活に直接関係のないものは保証の対象外となります。

●地震保険の補償内容
地震保険の保険金額は、付帯する損害保険契約(火災保険)の30~50%の範囲内でしか設定することができないことが法律で定められています。
例えば、火災保険金額2000万円の一戸建て住宅に最大の50%となる1000万円の地震保険を付保した場合、支払い基準最大の「全損」扱いになったときには1000万円の保険金が支払われることになります。

日本で暮らしていく以上、地震のリスクは必ず考える必要があります。地震保険で支払われる保険金は、当面の暮らしに必要なお金を補償してくれるものであるという点をしっかり理解しながら、保険料負担と実際に支払われる保険金のバランスまで見極め納得したうえで利用してください。

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