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2017/01/25

新築

ZEH(ゼッチ)のお話2

#お仕事#本物の家づくり

こんにちは、「ZEHのお話」第2弾をお話したいと思います「ZEH(ゼッチ)のお話1」

170125-2.JPGまずZEHの基準は?ひと言でいうと「ZEHの基準ってない!」のです。今月は0.6でOKでも来月の数字は変わり、0.4でも却下されてしまうかもしれない・・・毎月毎月申請して、どこでその枠に入るのか?なのです(下の表が地域の基準です)

詳しく書きますね

ZEHの要件: 以下①~④の全てに適合した住宅

  • ①強化外皮基準(例:東京6地域 UA値≦0.6[W/㎡k])
  • ②基準一次エネルギー消費量を20%以上削減(H25基準より20%以上)
  • ③再生可能エネルギー導入(例:太陽光発電)
  • ④①~③により基準一次エネルギー消費量から100%削減

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ZEH要件の要件の中でも特に注目されるのが「強化外皮基準」です。それぞれの地域ごとに外皮性能(断熱性能)基準を設定しているが、全ての地域において省エネ基準より高い水準の性能を要求しています。つまり、省エネ基準よりワンランク上の外皮性能を達成しなければZEHとは言えないのです。

170125.jpg

関東の基準0.6をクリアすればZEHの補助金を受けられればいいのですが、今月のトップは0.4としたら、上から対象となっていき、今月はここでアウト!となってしまうのです。このように地域で数字が異なっているのですが、関東は0.6以下であれば基準を満たしているのですが、H28年最近では0.4以下に引き上げられてしまっています。必要以上に数字だけが独り歩きしてしまっているのが状況です

その上規格住宅なら一度計算すればそのままいけますが、自由設計の場合は一戸一戸別機関で計算しなくてはなりません

ということは、ZEH数字は低くなれば認定され、逆に住宅コストはどんどん上がってしまい前回も書きましたが、125万円の補助金を受けるために、坪単価80万円90万円を出さないとできないってことなんですよね。関東である千葉県は北海道のように氷点下に下がる厳しい寒さはないのに、サッシはトリプルガラス、2重断熱材、これだけで建築費は200万円はアップします。関東にそこまで必要なのでしょうか?

極端の話、弊社の建物に太陽光を10kw未満(10kw以上は収入になります)にすれば、売電価格で電気代は限りなく0(ゼロ)になっちゃうんですよねぇ~今の売電価格だと5~6kw位で大丈夫かと思います(各家庭の消費電力で異なりますが)でもこれでは多分認定されないのですよー国はどの企業に儲けさせようとしているのか?これは私のつぶやきです・・

このZEHの9割以上はハウスメーカーさんが数字を引き上げているのが現状です。その上ZEHの認定を受けるまで着工はできません。認定を受けました、その日から4ヶ月で完成せよ!のとんでもない条件もあります。大手ハウスメーカーであれば可能ですが、中小企業である工務店では不可能です。何度も書きますが地域の数字をクリアすれば全棟が対象じゃないですか?基準のゼロエネルギー住宅をクリアすればいいじゃないですか?

これが国が定めるZEHなのです・・・納得いかないよなぁ

でも物申すだけでは前に進めません!もっともっと勉強したいと思っています!

香取市注文住宅ウィズホーム
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