前回、住まいの中に植物がある効果をお話させていただきました。
でも、「観葉植物を飾りたいな」と思っても、「虫が湧くから嫌」だったり「水や土を取り替えるのがめんどくさい」という方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、そんなデメリットはどこへ？という不思議な観葉植物があリます！
それは土がいらない『エアプランツ』という不思議な植物です。

●エアプランツとは？

エアプランツは、パイナップル科・チランジア属に分類される植物の『総称』で、一般的にはチランジアとも呼ばれています。土がなくても育つ植物で、空気中の水分を、葉や根から効率よく吸収して育ちます。土がなくても育つなんてとても不思議です...。
一般的な植物は土の中に根を張って成長しますが、エアプランツは、岩石や他の樹木にくっつく着生植物で、どこに置いても、そこで生き続ける植物です。

エアプランツは、園芸店やホームセンターはもちろん、雑貨屋さんや百円ショップでも手に入ります。観葉植物に興味がある人なら、多分一度は目にしたことがあるのではないでしょうか？
なにも知らずに見ていると、造花と勘違いしてしまっているかもしれません。

エアプランツの水やりは、基本的には週に１～２回の霧吹き（ミスティング）。
毎日水やりをする必要はありませんが、定期的に水分補給をしないとエアプランツは干からびてしまいます。

●エアプランツをインテリアとして使う

実はこのエアプランツ、普通の鉢植えの観葉植物と同じにしてはいけません。土がいらないという点を活かして、壁に掛けたり天井から吊るしたりと、様々な飾り方で高いインテリア性を発揮してくれるからです。

例えば、流木と一緒に使ったり、ガラス容器に入れて使ったり。
ガラスの小さな容器にエアプランツをそのまま入れると、ガラスの透明性でとても涼しげなインテリアになります。また、そのまま入れるのではなく、敷き詰めた小石の上に置いてみたり、プリザーブド処理がされているコケを一緒に入れてみたりと、楽しみ方もたくさんあります。

また、かごのようなものにエアプランツを入れてぶらさげるだけでも、立派なインテリアになりますし、フォトスタンドとか針金を曲げてオリジナルでスタンドをつくってみるのもありかも。
様々な楽しみ方ができる「エアプランツ」、ぜひおうちでトライしてみてください！