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2022/07/12

新築

最近人気♪「珪藻土の壁」は何が優秀なの?

#家づくりコラム

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最近住まいづくりをされる方の中で、珪藻土の壁を希望される方が増えてきました。
身体に優しい自然素材で、味のある左官仕上げがみなさんから支持されているようです。
今回は改めて、この珪藻土の壁のメリットを整理してみたいと思います。

家づくりの建材として使われるものには化学的に合成された素材も多いのですが、珪藻土は天然由来のものを原料とする自然素材です。
「珪藻」とは、その名の通り藻類の一種。淡水・海水関係なく水中に広く分布しており、一生を終えると死骸の殻部分だけが水底に蓄積していきます。この殻が積み重なって化石化したものこそ珪藻土なのです。

●調湿性に優れている
珪藻土の代表的なメリットと言えるのが、高い調湿性を持っているという点。調湿性とはジメジメとした環境では湿気を吸収し、乾燥している環境では湿気を放出することにより、室内の湿度を一定に保とうとする働きのことです。
珪藻土は多孔質と呼ばれ、内部に細かな穴が大量に開いています。その数は活性炭の数千倍とも呼ばれ、一つひとつの穴が呼吸するような形で湿気を吸収・放出するというわけなのです。吸水性にも優れているため、水が直接かかるバスマットやコースターの素材としてもおなじみですね。

●消臭効果が見込める
多孔質の珪藻土は、湿気だけでなく臭いの元となる成分も吸着してくれます。そのため、タバコや調理したときの臭いなどを和らげてくれる消臭効果も見込めるのです。

●断熱性や吸音性がある
穴がたくさん開いているという特徴は、他にも多くのメリットをもたらしてくれます。例えば、穴の中には空気が満たされていて層のような役割を果たすため、高い断熱効果が見込めます。また、表面に無数の穴が開いているというのは吸音ボードと同様の作りと考えられますので、吸音性にも優れているのです。

●耐火性が高く、万が一燃えても有毒ガスが発生しない
二酸化ケイ素という無機質が主成分の珪藻土は、火事でも燃えにくいというのも大きなメリット。天然素材なので、万が一燃えてしまっても有毒ガスが発生しないので安心です。

●シックハウス症候群を引き起こしにくい
家づくりを考えていると、シックハウス症候群が気になるという人もいるかもしれません。
珪藻土は天然素材であることに加え、高い調湿性によってダニやカビの発生を抑えるため、シックハウス症候群を引き起こしにくい素材と言えるでしょう。


今回は、壁材として広く用いられる珪藻土の特徴やメリットについてご紹介してきました。自然素材である珪藻土は、体に優しく家の環境を向上させてくれる壁材です。
少しコストは高めですが、長く快適に暮らせる住まいのために検討してみてはいかがでしょうか。

香取市注文住宅ウィズホーム
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